
【写真】ハンドメイドならではの温もりや個性があふれる雑貨たち
2020年2月、新潟市秋葉区にある新津本町商店街の一角にオープンしたハンドメイド雑貨のお店「雑貨SHOP Aimer(エメ)」。53名の作家さんによる雑貨の数々はバラエティ豊かで、見ているだけでも時間が経つのを忘れてしまうほどです。
それでは、お店の運営に留まらず雑貨イベントも主催し、作家活動経験もあるオーナーに会いに行ってみましょう。
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53名もの作家作品と気軽に挑戦できるチャレンジブース
昔ながらの商店街の一角にある「雑貨SHOP Aimer(エメ)」。アクセサリーやドライフラワー、ハーブティーや洋服など、ハンドメイド作品を中心とした雑貨のセレクトショップです。
ディスプレイされている新潟県内外53人もの作家さんによる雑貨は、それぞれ個性的でありながら、フランス語由来の店名にもあるように、ヨーロッパを思わせる素敵な空間に調和しています。
さらに、店舗を持たない作家さんが3カ月販売することができる「チャレンジブース」も16人分用意。こちらは作風を問わず、よりバラエティに富んだラインナップとなっています。


お部屋作りやオシャレが楽しくなるアイテムの数々
ピアスやネックレス、ブローチなどのアクセサリーは、デザインもバラエティも豊か!置くだけで自宅のインテリアがグッとセンスアップできるような、ドライフラワーやタイル雑貨もそろっており、見ているだけでワクワクしてきます。
子ども向けの小物も充実しており、洋服から雑貨、水筒カバーやコップ袋、さらには卵や乳製品を使わないかわいいお菓子まで、かわいくて実用的なもの、またここでしか出合えないものがあちこちに。中には子ども用のはかまも!
「『こんな雑貨屋さんが新津に!?』と驚かれる方もいらっしゃいます」と笑って紹介してくれたのは、オーナーの吉村さん(34歳)です。現在はAimerの運営に集中していますが、元々はご自身も雑貨を作っていた作家さん。その経験とお客様のニーズも加味して、作家さんたちの商品やパッケージの相談にも乗っています。


女性や子どもにうれしい、オリジナルアイテムも
靴下から作るぬいぐるみ「ソックスモンキー」(1,500円~)は、プレゼントにしたり、部屋や車の中に飾る人も多いという人気商品。吉村さんが人気イラストレーターの松尾ミユキさんに直接連絡を取り、松尾さんのイラストが描かれたテキスタイルから作ったオリジナルのソックスモンキーもあります。
雑貨に限らず、オリジナル商品の中にはハーブティも。リラックス効果や癒しを感じられるオリジナルブレンドから、デトックス効果が期待できるものなど、女性目線でセレクトしたさまざまなフレーバーを取り扱っています。


「表現力豊かな女性の力を伝えていきたい」
オーナーの吉村さんは、福島県出身。9年前に移住し、仕事のかたわら、子どもとの時間を大切にしながらできる副業として雑貨を作り始めました。
イベントやマルシェなどに出店するうちに、地元・秋葉区のイベント「あきはなび」「秋の音」で雑貨ブースを運営するようになり、地域とハンドメイド作家が繋がって相乗効果が生まれる場所を作りたいと思っていたところ、縁もあり、自分のお店を持つことになりました。
「ここは作家さんもほとんどがママさんなんです。皆さん子育ての合間に作っていて、Aimerを通じてママさんの手に渡って売り上げになるということは、大きなやりがいですね。表現力が非常に豊かな女性がいっぱいいるということを伝えられて、とってもうれしいです」(吉村さん)
人で賑わうイベントが開催できる時期になったら、ハンドメイド雑貨に特化したイベントを秋葉区で開催して、作り手と買い手を直接つなぎたいと語る吉村さん。雑貨を通じて、街に暖かな輪をこの場所から広げていきます。


<取材を終えて>
新しくも、地域の暮らしに優しく溶け込む心地よさ
昔ながらの商店街の中で、モダンな雰囲気を醸しながらも、静かに馴染んでいるAimer。お客様や商店街の人々との交流はもちろん、子どもたちが店の前を通ると声をかけたり、時にはちょっとおやつをあげたりと、オープンしてまだ約1年ですが、既に地域の見守り店舗の役割も担い始めているそうです。
すてきな商品との出会いはもちろん、地域と繋がる優しい空気も味わいに、ぜひ遊びに行ってみてください。

雑貨SHOP Aimer(エメ)
住所:新潟市秋葉区新津本町3丁目12-5
TEL:0250-47-6160
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休
駐車場:2~4台
丸山智子
ライター

写真撮影:内藤雅子